ファッション雑誌やファッションメディアで目にする機会が増えている、ドメスティックブランド。ドメスティックブランドのDomesuticは「国内の」という意味で、日本国内で立ち上げられたブランドの事を指します。
ドメスティックブランドの魅力は、日本ならではのハイクオリティアイテムの多さやデザイナーの個性が表現されているデザイン性の高さです。今や日本のドメスティックブランドは、海外のバイヤーやファッショニスタの間でも支持されています。
今回は「ドメスティックブランドは気になるけど、どんなブランドがあるの?」というあなたや、「挑戦してみたいけど、ハードルが高そう」と感じているあなたに、人気のドメスティックブランドを紹介します。
ドメスティックブランドの選び方や特徴も共に紹介するので、ぜひ購入前の参考にしてみて下さい。
記事の執筆・編集担当プロフィール:LUCK運営 LUCKメディア編集部。世にあふれる情報を整理し、あらゆる人気おすすめを紹介していきます。選択するという手間を少しでも省き、解決へのお手伝いします。 |
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ドメスティックブランドとは
ドメスティックブランドとは英語のdomestic(国内の)とbrand(ブランド)という単語を掛け合わせた言葉になり、日本発のブランドを意味しています。日本発のブランドであるため、ドメスティックブランドは、日本出身のファッションデザイナーが手がけている場合が多いです。
ドメスティックブランドを省略してドメブラ・ドメスと呼ぶこともあります。
ファストファッションとの違い
ユニクロ・GU・ZARAなどトレンドを早く・安い値段で・大量にというブランドは、ファストファッションと呼ばれています。ファストファッションは、パリコレなどを筆頭とした各コレクションの流行を先取りして、多くのユーザーに届けることを目的としています。
ユニクロの運営母体は日本になりますので、ドメスティックブランドの1つではありますが、ドメスティックブランドは、国内発のデザイナーズブランドを指すことが多いため、区別して使われることが多いです。
デザイナーズブランドの違い
デザイナーズブランドは、ファッションデザイナーが企画から生産まで主導的な立場で関わりながら、ファッションの個性や創造性を前面に展開するブランドのことをいいます。デザイナーズブランドの多くは、ファッションデザイナー自身の名前やあだ名などをブランドの名前にしていることも多いです。
一方でドメスティックブランドは、ブランドの出自からなっている言葉のため、字義的には国内発のデザイナーズブランド以外の国内発ブランドも含んでいます。
ドメスティックブランドの特徴
あえてドメスティックブランドを選ぶのはなぜなのでしょうか?ドメスティックブランドの特徴や取り入れる際のメリット、そしてドメブラ初心者さんはどうやって選べばいいのかを紹介します。
ドメスティックブランドの特徴
ドメスティックブランドの魅力は、やはりメイドインジャパンならではのクオリティの高さではないでしょうか。高品質な素材を使用したドメブラの服は圧倒的な着心地の良さを誇り、多くのファッショニスタから支持されています。日本人の体型にフィットするジャストサイズ感も、ドメブラ人気が上昇している理由です。
ブランド毎に明確なコンセプトを持っている点も、ドメスティックブランドの特徴です。ブランドの個性を表現したデザイン性の高い服を取り入れると、コーディネートのおしゃれ度がワンランクアップ。いつものコーディネートも、一気にこなれ感を出してくれるメリットがドメブラにはあります。
そして、他人と被ることが少ない点もドメブラの魅力。ファストファッションなどの大量生産システムとは違い、こだわりの商品を少ない数で展開する事により特別感や価値も上がります。デザイナーのコンセプトや個性に共感し、気に入った商品を見つけた時の喜びもドメスティックブランドならではです。
メンズドメスティックブランドの選び方
ドメスティックブランドは上記でも書いたように、ブランドの個性やコンセプトを持っています。特徴的なデザインの服が多いので、あなたのファッションとマッチするブランド選びが大切です。
そしてブランドによっては、シーズン毎に商品を紹介する「ルック」というものをアップします。そのブランドを使用したスタイリングが見れるので、着た時の雰囲気がイメージしやすいです。
カタログの様に商品を紹介してくれるので、購入前の参考にするのがおすすめ。コーディネートが豊富に載っているので、ファッションの勉強にもなります。
ジャンルで選ぶ
ドメスティックブランドを選ぶ際には、ジャンルで選ぶのも1つのポイントです。ベーシック系・おしゃれ系・コスパ良い系・モード系などがあり、それぞれのジャンルで特徴が異なります。好みのジャンルで選んでみたり、価格帯で選んでみるなど自分に合ったジャンルでドメスティックブランドを選びましょう。
【ベーシック系】
ベーシック系のドメスティックブランドは、日常的に使いやすくまた素材が上質で着心地がいい服が多いのが特徴です。周りから見ても上品・キレイめ・洗練されているなどの印象を持ってもらいやすいタイプのジャンルになります。ドメスティックブランド初心者から上品な服が好きな上級者まで幅広い人におすすめのジャンルですね。
【ユニーク系】
オシャレ系のドメスティックブランドは、人からおしゃれに見られたいけど、攻め過ぎた服は少し頑張りすぎかもと感じるひとに最適な、おしゃれさがありながら日常的に使うことができる洋服が好きな人におすすめです。大量生産などによるプチプラのブランドとは異なり、周りに差をつけながらおしゃれを楽しめるジャンルです。
【モード系】
モード系はアシンメトリーや変形などユニークで個性的なシルエットや、単色・カラー、柄などで整えられており、スタイリッシュな印象が特徴のジャンルです。日本のブランドはモード系な服のブランドが有名でもあります。ドメスティックブランドでユニークなデザインを探している人や、個性を出したい人におすすめのジャンルになります。
おすすめ人気のメンズドメスティックブランド
それでは、ここからおすすめ人気のメンズドメスティックブランドをご紹介していきます。
JXTION(ジェクション)
出典:jxtion
ブランド名であるJXTIONは「JAPAN+NEXT+~tion」を組み合わせた造語で、「次の日本に動作する」という意味を持っています。ブランドのベースにあるのは、江戸時代に生じたとされる「粋」という概念です。日本の美意識のひとつであり、「目に見える要素だけでなく目には見えない要素を大切に」というメッセージ性があります。
JXTIONアイテムのデザインには、随所に日本を感じさせる工夫が施されている点が魅力。日本ならではの洗練されたハイクオリティなアイテムは、30代男性の雰囲気にマッチします。着る人が纏い、成ることがJXTIONのファッションです。
Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)
出典:楽天市場
国内に留まらず世界的に人気が高い「Yohji Yamamoto」は、ドメスティックブランドをあまり知らない人でも一度は耳にした事があるのではないでしょうか。デザイナーの山本耀司氏が設立したブランドで、1981年にはパリコレでコレクションを発表。当時はタブー視されていた色である「黒」を全面に押し出したショーは話題となり、「黒の衝撃」と称され注目が集まりました。
Yohji Yamamotoのブランドコンセプトは、「社会の規範に縛られることなく自由な精神を持つ”何者だかわからない“男たち」。一度着ると魅力に憑りつかれてしまうと語るファンが多く、デザイン性はもちろんハイクオリティのアイテムで世界中から愛されています。
ATTACHMENT(アタッチメント)
出典:amazon
シンプルかつモダンなアイテムを展開するATTACHMENTは1999年に設立したブランドです。糸の段階から生地を仕立てるという妥協を許さない姿勢で、細部までこだわりぬいたアイテムを提供しています。計算されたシルエットがおしゃれで、こなれ感が出せると20代~30代のメンズに支持されているブランド。モダンの中に上品さも感じさせるATTACHMENTのアイテムは、周りと差を付けたい方におすすめです。
COMME des GARCONS HOMME(コムデギャルソンオム)
出典:楽天市場
COMME des GARCONS HOMMEは、COMME des GARCONSのメンズラインとして1978年に設立されました。「グッドセンス グッドクオリティー」をコンセプトに、細部までこだわったアイテムが数多く揃います。シンプルなデザインの中に、裏地やステッチで遊び心を表現するなど、独自のファッション性を表現しています。
メインのスタイリングは、ジャケット×パンツ。ベーシックでありながらも捻りが効いたCOMME des GARCONS HOMMEのファッションは、幅広い世代の男性に支持されています。
TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.(タカヒロミヤシタザソロイスト.)
出典:楽天市場
元ナンバーナインのデザイナー宮下貴裕氏が2010年に創立したブランドです。ブランド名の中にも入っている「ソロイスト」は独奏家という意味を持ち、自身の服に関わる全ての人に対し「独奏家としての精神を持ってほしい」という宮下貴裕氏のメッセージが込められています。
TAKAHIROMIYASHITATheSoloist. は着る事の出来る芸術品とも称され、海外での評価もとても高いブランドです。音楽のエッセンスが散りばめられているクリエイティブなアイテムが豊富で、ファッション関係者にも愛用者がたくさん存在します。
>【おすすめ】シンプルな和テイストのメンズシャツ!随所に感じる粋
URU(ウル)
出典:楽天市場
デザイナーである漆山政春氏は、数多くのコレクションブランドのパタンナーとして活躍後、独立。2010年に自身のオリジナルブランドを立ち上げました。URUのコンセプトは「想像力(頭)と技術力(手)の加速」。パタンナーとして培われた技術力がブランドの強みで、立体感のあるパターン作りや独自のテキスタイルが特徴です。
穏やかな色使いやジェンダーレスな雰囲気のアイテムが多く、時代に合ったアイテムが見つかります。ゆったりとしたシルエットのシャツやパンツがURUの定番で、コーディネートに取り入れるとおしゃれに決まるこなれ感が魅力です。
KoIor(カラー)
出典:楽天市場
2004年に設立したkolorは設立当初から注目されていたドメブラです。2012年からは国内だけでなくパリコレにも参加し、知名度を上げました。メインとなるスタイルはトラッド。硬派なトラッドスタイルの中にkolorらしい加工を施し、こだわりのある素材を使用する事でオリジナリティを表現しています。
基本はトラッドスタイルですが、kolorはトレンドに合ったデザインを取り入れる柔軟性も持ち合わせています。色使いにも特徴があり、個性的な配色やイレギュラーなカラー展開が目を引くブランドです。
COMOLI(コモリ)
出典:楽天市場
2011年にデビューしたCOMOLIは、おしゃれ感度が高い人から注目されているブランドです。上下ゆったりとしたシルエットが特徴で、幅広い世代に愛されています。
COMOLIのブランドコンセプトは「全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的の為に作られた物である 」という思想。その想いと共に、上質かつシンプルな日常着を日本人の体型に合わせたサイズ感で展開。シンプルなアイテムもどこかおしゃれに見えるCOMOLIのアイテムは、大人男性の魅力を引き立てます。
WACKOMARIA(ワコマリア)
出典:楽天市場
元Jリーガーという異色な経歴の持ち主である森敦彦氏が2005年に設立したブランドWACKOMARIA。音楽やアート、そして映画の影響を強く受けたハードかつタフなデザインは、著名人やファッション関係者にも愛用者が多数存在します。
ブランドコンセプトは「音楽を常に根底に置き、上質でロマンティックな色気を感じさせるスタイル」です。森敦彦氏の、深い音楽愛が感じられるメッセージが印象的。男性の色気を引き出すWACKOMARIAの個性的なアイテムは、主役としてコーディネートに取り入れたいですね。
YOKE ヨーク 21AW ロスコ ジャガード カーディガン YK21AW0284S-AR
出典:楽天市場
YOKE(ヨーク)はデザイナーの寺田典夫氏が手掛けるブランド。ブランド名であるYOKEという単語には、繋ぐ・キズナ・洋服の切り替え布という意味があります。
原料・糸・生地・裁断・縫製・仕上げまで1着の洋服が完成するまで、全工程には多くの人がたずさわっています。人と人が繋がり1着の洋服が完成するため、人の繋がりからモノが人を繋ぎ・人が人を繋ぎ・人がモノを繋ぐというコンセプトからYOKEの服がたくさんの人を繋いで欲しいという想いが込められています。
YOKEの強みはユニセックスなベーシックデザインに一味加えた独特なアイテムの数々です。ユニセックスなデザインなため、性別を問わず着用することを想定したアイテムとなっています。オーバーサイズで、布のシワなどを上手くデザインに活かす洗練されたシルエットがYOKEの魅力です。
こちらはYOKEのオリジナリティが感じられるファッション性の高いデザインが魅力。このアイテムを取り入れるだけでワンランク上のコーディネートが完成します。普段使いもしやすく、普段着のレパートリーを一気に広げることができるでしょう。
ドメスティックブランドのメリット
ドメスティックブランドは、おしゃれに敏感な人に高い人気を誇っています。流行にとらわれすぎず、自分の個性を活かしたおしゃれを楽しみたい人を中心に評判があります。
ドメスティックブランドにはメリットがたくさんありますが、その中でも大きなメリットを2つ見ていきましょう。
おしゃれに着こなせる
ドメスティックブランドの大きなメリットは、おしゃれに着こなすことができること。各ドメスティックブランドは、それぞれ一流のデザイナーが自信のブランドに強いこだわりを持ってアイテムを製作しています。普通に着るだけでもトレンドをおさえ、おしゃれに着こなすことができるのが魅力です。
多くのブランドでコレクションシーズンには新しいコンセプトを立てて新作を発表することが多いため、お気に入りのブランドの情報をいち早く入手可能です。また、最近ではYouTubeなどのSNSにコレクションの情報や着こなしかたなどをアップしているブランドもありますので、ファッションの参考にすることもできます。
生地や製法にこだわり高品質
ドメスティックブランドのメリット2つ目は、高品質な素材を採用しているため長く愛用できることです。
日本のドメスティックブランドは、世界トップクラスの日本生地を採用しており、製法にこだわりを持っているため高品質で長く着続けることができます。yohjiyamamotoであればギャバジンというように、各ブランドの代名詞となる生地があるのもドメスティックブランドならではの特徴です。
ドメスティックブランドのデメリット
ドメスティックブランドには魅力的なメリットがたくさんありますが、デメリットに感じてしまうポイントもあります。どのような点がデメリットになるのでしょうか。
値段が高い製品がある
ドメスティックブランドでデメリットを感じる点は、値段が高いアイテムがあることでしょう。
ドメスティックブランドは品質や生地に強いこだわりを持っており、オリジナリティのある服が数多く作り出されています。そのため、単価が高額になってしまう傾向にあるのです。コレクションラインと呼ばれるステージやファッションショーで発表したシリーズを、そのまま商品化したラインなどは、10万円以上する場合も。
値段が高いため、ドメスティックブランドは敷居が高いと感じることもあるでしょう。しかし、コレクションラインは高額な価格帯が多いですが、各ブランドではベーシックラインも多く取り扱っています。
ベーシックラインは、コレクションラインと比較すると、手が届きやすい価格帯のアイテムも展開されていますので、手が届きやすい価格帯から検討してみましょう。
まとめ
今回は30代男性におすすめのドメスティックブランドをご紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。
国内発のブランドであるドメスティックブランド。有名なブランドから新進気鋭のブランドまで幅広くご紹介しています。ぜひお気に入りのブランドがあれば、ブランド独自のテイストが楽しめるアイテムたちをチェックしてみてくださいね。
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