人生の大きな節目として、日本人に深く浸透している伝統的な文化でもある厄。厄は現代でも根強く残っており、男性女性問わず厄年には厄払い、厄除けなどをして人生に数回しかない厄に備えます。
どうしても憂鬱になってしまいがちな厄ですが、そんな厄年の男性に贈り物を考えているという人も多いのではないでしょうか?
ただ、厄年の男性にプレゼントを贈る場合には、気をつけないといけないポイントがあります。相手に失礼にならないようにマナーだったり、NGな贈り物かどうかをチェックしてから選ぶことが大事になってきます。
ということで今回は、厄年の男性への贈り物のタイミングやマナー、注意しておきたいことについて紹介していきます。厄年の男性への贈り物のマナーは知っておかないと、失礼になってしまう可能性大ですよ!
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男性の厄年はいつ?何歳が悪い年?
男性の厄年は25歳、42歳、61歳
男性の厄歳は25歳、42歳、61歳となっております。一部の地域では干支の一周したタイミングの数え年13歳、25歳、37歳などが厄年となる場合もありますが、基本的には25歳、42歳、61歳で問題ありません。
厄年のことを忘れている男性も多いので、もし相手が気づいていない場合には教えてあげて、一緒に厄を落としに行ってあげるのもおすすめです。パワースポット巡りなど、楽しい1日を過ごしながら素敵な一年にするための厄落としをしちゃいましょう。
特に気を付けたいのは42歳
厄年の中でも男性は42歳が「大厄」と呼ばれ、最も厄年の中でも最も気を付けなければいけないと言われています。
この年齢の男性ならば、家族がいて子供もいることでしょうから、子供から父親に厄落としにプレゼント、縁起の良いプレゼントを贈ってあげると喜ばれます。それだけで親にとっては素敵な1年の始まりになりますので、積極的にプレゼントを贈ってみて下さい。
もちろん、子供からでなくても他人から縁起の良いプレゼントをされるだけで幸せな気持ちになることは間違いありませんので、相手が厄年だと気づいたら素敵な贈り物をしてあげてくださいね。
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前厄、本厄、後厄もあり!
男性の厄年は25歳、42歳、61歳が本厄と呼ばれ、本厄の前後1年が前厄、後厄となっています。なので25歳が本厄であれば、24歳が前厄、26歳が後厄となるので、注意が必要です。
意外に厄年に関連する年は多いので、厄落としのプレゼントを渡す機会は多いかもしれません。ただこの場合、厄年に毎回決まったプレゼントを用意するだけでも相手からすれば嬉しい贈り物になります。不安になっている年なので、「何でも良いから縁起の良いものを持っていたい」というのが本音なのです。
厄年の男性への贈り物はいつ渡す?喜ばれるタイミングとは?
元旦から立春までの間に渡そう!
厄年の贈り物として贈るのであれば、元旦から立春までの間に渡すのがオススメです。
理由は元旦はその年の始まりであり、立春も「春の始まり=年度の始まり」という考え方があるということで、厄年がスタートするタイミングに渡すのがベストと言えます。
せっかく喜ばれる縁起物のプレゼントを用意したのですから、渡すタイミングも縁起の良いタイミングを狙いましょう。とことん良い運勢をもたらしてあげましょう。
縁起のいい日に渡そう!縁起の悪い日は絶対に避ける
日本において縁起の良い日と言えば「大安」が有名ですが、実は他にもあります。
年に5回ほどしかない、1年で最も縁起の良い日である天赦日、物事を始めるのに良いとされている一粒万倍日、特に金運の象徴と言われる寅の日と辰の日が縁起がいい日と言われています。特に天赦日がオススメで、元旦から立春までの天赦日に渡すのが一番ベストなタイミングと言えます。
あまり知られていない日なので、「なぜ、この日に渡したのか」を一緒に説明してあげると、さらに喜ばれることでしょう。
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誕生日でも大丈夫!喜ばれる日なら大丈夫
プレゼントを渡すのって意外と恥ずかしく感じる人も多く、「いきなり厄年だからと言って贈り物をするのは恥ずかしい」という人にオススメなのが誕生日です。やはり誕生日という口実が最も贈り物をしやすく、相手も受け取りやすいと言えます。
誕生日に渡す場合は、「厄年の贈り物」としてではなく「誕生日プレゼントだけど、厄年だから縁起のいいものを」という形で渡した方がしっくりくるかもしれません。
誕生日は相手が純粋に欲しがっているものを選んで上げる方が喜ばれることは間違いありません。なので、可能ならば誕生日プレゼントとは別で縁起物を用意してあげることがベストです。
厄年の男性へのプレゼントを贈るマナーや注意事項
縁起いいもの、縁起のいい意味のものを贈ろう
贈り物を送る際にどうしても考えてしまうのが、「相手が喜ぶかどうか」ということです。もらって嬉しくないと、そもそも意味がありませんからね。
確かに相手が欲しいものを渡せば間違いなく相手は喜んでくれるかもしれませんが、厄年の贈り物は誕生日プレゼントなどとは意味合いが変わってきます。厄年の贈り物を選ぶ時は、必ず「縁起がいいもの」ということ最優先に考えるようにしてください。
相手が「なぜ、これがプレゼント?」と疑問に思った場合には、しっかりと意味を伝えることが大事ですよ。
長いもの、ヘビ柄、七色の物などの縁起物がポイント
厄年の贈り物として、長いもの、ヘビ柄、七色のものが縁起がいいとされています。
長いものは長寿を連想させ、ヘビ柄はヘビが神様の使いであるということ、七色は七という数字自体が縁起がいいですし、苦しいという言葉を連想させる9という数字がないというのも大きく、数字を気にするのであれば七という数字は意識した方がいいと言えます。
なので、プレゼントでも「長い」という意味が含まれる長財布や、ヘビ柄の財布、そして長いベルトやベルトがある腕時計などは縁起物として知られています。意外にファッションアイテムに縁起物が多いので、プレゼント選びはしやすいでしょう。
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表書きは25歳が「五五祝い」、42歳が「六七祝い」、61歳が「還暦祝い」
熨斗の表書きは25歳が「五五祝い」、42歳が「六七祝い」、61歳が「還暦祝い」となっています。
厄年の贈り物に熨斗を使う場合は、表書きにも注意してください。大事なマナーなので知らないと恥をかきますよ。
厄年の贈り物の注意事項とタブーについて
厄年の贈り物を渡すときに「おめでとう」は禁句
厄年の贈り物を贈る時は、絶対に「おめでとう」と言わないように注意してください。
特に相手が誕生日のタイミングで渡す場合や、熨斗に「お祝い」と書くので間違ってしまいがちですが、災難が起こる厄年になるということは決してめでたいことではありません。この場合には、「厄年だから」と相手を気遣う言葉をかけたり、おめでとう以外のポジティブになるような明るい言葉を添えて渡すようにして下さい。
「厄年だから」と必ず一言添える!
厄年の贈り物というのはおめでたいから渡すものではなく、「相手が厄年を無事に過ごせますように」という気持ちで贈るものです。なので必ず相手に「厄年の贈り物である」というのが伝わるよう、言葉も添えて渡すようにしてください。
不安になっているメンタルを少しでも和らげてあげることが大事。気分を晴れさせてあげることも、プレゼントを贈る大事な役割です。
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4や9などは厳禁
厄年の贈り物をお金で渡す場合ももので渡す場合も、絶対に避けてほしいのが「4と9」という数字です。
日本のお祝い事において常識とも言えますが、「4は死」、「9は苦」を連想させるので非常に縁起が悪いとされています。特に災難などが起こりやすく、相手も敏感になっている厄年のタイミングで渡す贈り物ということで、いつも以上に注意が必要です。
世間一般的に知られている不吉な数字なので、故意にその数字に関連するものを選ぶことはないと思いますが、うっかりの場合も無くすようにしてくださいね。
まとめ
厄年の男性の贈るプレゼントのマナーや注意事項を紹介してきました。いかがだったでしょうか。
厄年の男性は、その年への不満や不安を少なからず抱いています。だからこそ、相手に失礼なものを贈ると、さらに不満や不安を増幅させてしまうことになります。
相手の心配を少しでも和らげてあげるとこと、もらって嬉しい気持ち・幸せな気持ちにさせるプレゼントを選んであげてください。あなたから幸せをプレゼントしてあげることが大事ですよ。
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