白ワインは見た目も味もすっきりしていて爽やかなお酒です。赤ワインとはまた違った魅力がありますが、初心者にとってはどんな白ワインを選んだらいいのか迷うことでしょう。
そこで今回は、白ワインの選び方や初心者におすすめの白ワインをご紹介します。この記事を読めば、あなたにぴったりの白ワインが見つかるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
- リープフラウミルヒ マドンナ ラインヘッセン
- シャトー・ディケム 2019
- グスタフ・アドルフ・シュミット ツェラー・シュワルツ・カッツ・プリカッツ 2021
- シャトー ラ トゥール ブランシュ 2019
- ブリー ホワイト リースリング
- シャブリ グラン クリュ レ クロ 2020
- シャトー メルシャン 勝沼甲州 2018
- サンテロ 天使のアスティ 甘口スパークリング ワイン
- ビコーズ アイム シャルドネ フロム カリフォルニア
筆者・監修担当プロフィール:よぴ 知識の幅を広げたいなと思い、日々執筆活動中。下戸な私ですが、最近お酒をちょっとずつ飲むようになり、ワインに少し触れたら、歴史や奥深さにリサーチの手が止まりません!調べれば調べるほど、飲んでみたいと思うワインが増えて困っています。 趣味は、ネイル、動画やドラマ、音楽鑑賞、読書。「読んで良かった!知りたいことがわかった!」と思ってもらえる記事になるように日々頑張っています。 |
記事の執筆・編集担当プロフィール:LUCK運営 LUCKメディア編集部。世にあふれる情報を整理し、あらゆる人気おすすめを紹介していきます。選択するという手間を少しでも省き、解決へのお手伝いします。 |
白ワインの選び方
白ワインを選ぶ際には、味わい・ブドウ品種・産地など、注目すべきポイントがの3つのポイントに注目してみましょう。
味わいで選ぶ
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白ワインは味わいのタイプによって選ぶことができます。味わいのタイプは主に、辛口、甘口、フルーティ、ドライなどに分けられます。それぞれの特徴とおすすめの料理やシーンを紹介していきます。
辛口 | 辛口の白ワインは、酸味やミネラル感が強く、すっきりとした味わいです。アルコール度数も高めで、食事と合わせるとより美味しくなります。シーフードやチーズなどのさっぱりとした料理に合います。 |
甘口 | 甘口の白ワインは、糖分が多く、甘くてまろやかな味わいです。アルコール度数も低めで、飲みやすいです。デザートや果物などの甘いものと合わせると相性◎。相対的に1番初心者向きのワイン。 |
フルーティ | フルーティな白ワインは、果実の香りや味が豊かで、華やかな味わいです。酸味や甘みのバランスも良く、飲み飽きしません。サラダやパスタなどの野菜料理や、鶏肉や豚肉などの白身肉料理に合います。また、パーティーやおもてなしにもぴったりです。 |
ドライ | ドライな白ワインは、酸味や苦みが際立ち、シャープな味わいです。アルコール度数も高めで、コクや深みがあります。肉料理やスパイシーな料理などの濃厚な味に負けない白ワインです。また、熟成されたものは芳醇な香りが楽しめます。 |
自分の好みや料理に合わせて、色々な白ワインを試してみてください。
ブドウの品種で選ぶ
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白ワインに使われるブドウ品種は、それぞれに特徴的な香りや味があります。代表的な白ブドウ品種としては、以下のようなものがあります。
シャルドネ | 白ワインの女王と呼ばれる品種で、世界中で栽培されています。産地によって味わいが異なりますが、一般的にはフルーティーでコクのある白ワインになります。 |
ソーヴィニヨン・ブラン | フレッシュで爽やかな香りと酸味が特徴の品種で、フランスやニュージーランドなどで栽培されています。辛口の白ワインに多く使われます。 |
リースリング | ドイツやアルザス地方で栽培される品種で、はちみつやリンゴのような甘い香りと爽やかな酸味が特徴です。辛口から甘口まで幅広いテイストの白ワインになります。 |
甲州 | 日本固有の品種で、山梨県を中心に栽培されています。柑橘系のフルーツに近い爽やかな香りとシャープな酸味が特徴です。すっきりとした辛口の白ワインに多く使われます。 |
ブドウの品種を見ることで、白ワインの香りや味の傾向をある程度予想することができます。自分の好みに合ったブドウ品種を探してみましょう。
ただし同じブドウの品種でも育った気候で、味わい・風味がガラリと変わります。好みのブドウが見つかったら、同じブドウで産地の違うワインを飲んでみてください。驚きと魅了があなたを待っていることでしょう。
産地で選ぶ
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白ワインの産地は、大きく「旧世界」と「新世界」に分けられます。旧世界とは、ワイン造りにおいて長い歴史を持つヨーロッパのワイン生産地を指し、新世界とはワイン造りの歴史が比較的浅い国々のことを指します。
旧世界 | 「旧世界」の代表国はフランスやイタリアです。冷涼な気候の多い欧州で、伝統的な製法や規制に基づいて造られたワインは、繊細でエレガントな味わいが特徴です。 |
新世界 | 「新世界」の代表国はアメリカやチリです。温暖な気候に恵まれた地で、自由な発想や技術に基づいて造ったワインは、果実味がしっかりとした味わいが特徴です。 |
産地によっても白ワインの風味は変わってきます。自分の好みに合った産地を探してみましょう。
お酒が苦手な方におすすめの白ワイン
出典:楽天
アルコールに弱いけどワインに興味がある人や付き合いで飲まざる負えない場面などがあるでしょう。
そんなあなたに知ってほしいのが、甘口から極甘口まであるデザートワインです。デザートワインは、一般的に甘口ワインを指します。中には、アルコール度数の高いものもありますが、今回は度数が低めの種類をご紹介します。
フランスの白ワインから選ぶ
ワイン王国と呼ばれるほど、生産が盛んなフランスのワインの中で、甘口ワインの代表格をご紹介します。
中でもフランスのデザートワインで、有名なのが貴腐ワイン。貴腐菌というカビの働きにより、甘みと香りがギュッと濃縮された干しブドウを使うのが特徴。極甘口~甘口なデザートワインです。
ソーテルヌ
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ボルドー地方のソーテルヌ村を中心に作られている貴腐ワインです。
ソーテルヌの特徴は、グラスで輝く琥珀色の見た目、高い糖度からなるとろみと、セミヨン種を主とした4品種のブドウからなる複雑な香りが魅力。世界三大貴腐ワインの1つに入るソーテルヌは、世界中のワイン好きから圧倒的な人気を博しています。
ジュランソン
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フランスの南西端の土地・ジュランソンは温暖な気候。ピレネー山脈からの吹き下ろし風による昼夜の激しい寒暖差を利用し、木の上でブドウから水分が抜けたタイミングで収穫をするのが特徴です。甘味と風味が、他の貴腐ワインよりも濃厚に変化しています。
ジュランソンの貴腐ワインは、シロップ漬けした果物、キャラメル、クルミ、ハチミツ…のような複雑な香りがする極甘口の白ワインが楽しめます。
ドイツの白ワインから選ぶ
ヨーロッパでは珍しく、白ワインの甘口をメインに作っているドイツ。ドイツ独自のワイン等級は、6段階の糖度と産地などを基に格付けをしているほど、甘さにこだわっています。
6段階のトップ1・2をお伝えします。
トロッケンベーレンアウスレーゼ
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ドイツ国内でも限られた地域で作られる、果実のフルーティーさと濃厚な甘さが特徴。
トロッケンベーレンアウスレーゼは、世界三大貴腐ワインの1つです。貴腐菌の発生に左右される製法のため、その年の気候が適していないと製造できないので、希少性の高いワインです。出会えた時は、ぜひともご賞味あれ。
アイスワイン(アイスヴァイン)
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11~12月のブドウが自然に凍ったタイミングで収穫し、醸造されるワインです。
その年の気候に大きく左右されるため、造れない年がある希少性の高いデザートワイン。さらに凍ったブドウから採れる果汁は、なんとスプーン1杯程度。厳しい条件下で生まれるアイスワインからは、極甘口なのに、さわやかでスッキリとした味が特徴です。
貴腐ワインと同等の希少価値を持つ、甘口デザートワインです。
ハンガリーの白ワインから選ぶ
世界3大貴腐ワインの最後は、ハンガリー北部のトカイ・ヘジャリア地方で作られる、トカイワインです。ドイツと同じく独自の階級を定め、糖度で格付しています。
トカイワイン
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トカイワインの主な品種はフルミント。フルミントだけで造るものやフルミントをベースに、香りづけに別の品種を加えて醸造するのが主です。
酸が強いフルミントを長期熟成させることで上品な酸味と甘さの味わいを生み出します。そこに、スパイシーで力強さのあるハーシュレヴェリュー種や、サルガ・ムシュコタイ種のオレンジやスパイスを感じるアロマをブレンドするのが特徴です。
イタリアの白ワインから選ぶ
イタリア産の甘口白ワインには発泡タイプが多いのが特徴です。
モスカート・ダスティ
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イタリア北部ピエモンテ州のモスカート・ダスティは微発泡のデザートワイン。モスカートという品種は、別名マスカットと呼ばれ、世界中で栽培されています。湿気が苦手なモスカートは、ピエモンテの水はけの良い土壌と、暖かな日光との相性が抜群です。
マスカットのさわやかな香りと甘さを活かした風味、微発泡の優しい口当たりのバランスが良いと人気です。
デザートワインは開栓後ゆっくり楽しめるのも、おすすめする一因です。開栓から数日かけて飲んでも、味を大きく左右しないため、無理に飲み切る必要がありません。
白ワインの美味しい飲み方
白ワインを食事と一緒に味わう
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食前酒に選ばれることも多い白ワインですが、白ワイン初心者は食事と一緒に合わせてみましょう。
味の濃い料理と合わせることからスタートして、白ワインの味わいや風味に慣れることから始めてみてください。回を重ねていくうちに、白ワインの味や風味の違い、美味しさを感じられるようになるはずです。
白ワインのアルコール感が苦手なら氷を入れる
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白ワインを口に含んだときのアルコールのにおい、喉にカッと広がる熱が苦手、という人も少なくありません。
そんなときは、白ワインに氷を入れると飲みやすくなるのでおすすめです。氷が溶けるとアルコールは薄まるので、飲みやすいところまで氷をいれてみましょう。
白ワインは冷えると、スッキリとした味わいに変化します。薄めても十分に白ワインを楽しめますので試してみてください。
おすすめ人気の白ワイン
それでは、ここから初心者にもおすすめの飲みやすくて美味しい白ワインを紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
リープフラウミルヒ マドンナ ラインヘッセン
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ドイツのラインヘッセン地方で造られる白ワイン。その名前は「聖母の乳」という意味で、ドイツでも由緒ある歴史を持つ銘酒のひとつです。
やや甘口のタイプで、果実のフレッシュな酸味にマイルドな甘さが調和した、爽快で心地よい味わいが特徴。甘すぎず酸味とのバランスがよい味わいは和食をはじめ、エスニック料理や中華料理ともよく合います。
ドイツを代表する白ワインで100年以上の歴史があります。どんな料理にも合う甘口のワインで、とても飲みやすくなっています。
また、価格も手頃なため、食事と合わせて気軽に楽しみたい方にもおすすめの白ワインです。
シャトー・ディケム 2019
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フランスのボルドー地方で造られる白ワイン。その名前は「貴婦人の館」という意味で、ソーテルヌの格付けにおいてただひとつだけ、最高峰のプルミエ・クリュ・シュペリュールにランクされていることが特徴です。
貴腐菌によって果汁が凝縮されたブドウから造られる甘口ワインで、黄金色の外観に柑橘系や熟した果物、蜂蜜やバニラなどの豊かなアロマが溢れます。
芳醇な味わいが余韻まで長く続く、熟成ポテンシャルの高い仕上がりのワイン。フレッシュさと力強さを兼ね備えたバランスの良い味わいになっています。
グスタフ・アドルフ・シュミット ツェラー・シュワルツ・カッツ・プリカッツ 2021
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ドイツのモーゼル地方で造られる白ワイン。その名前は「黒猫の町」を意味し、貴腐菌によって果汁が凝縮されたリースリング種とミュラートゥルガウ種のブドウから造られるやや甘口のワインです。
鮮やかなロイヤルブルーボトルに入ったエレガントでソフトなワイン。華やかな果実香や柑橘系の香りが感じられます。
ドイツの名門シュミット社が造る歴史ある「黒猫」シリーズの1つ。キレの良い酸味と上品な甘みがあり、バランスが良いワインです。どんな料理にもよく合い、万能なワインとしておすすめです。
シャトー ラ トゥール ブランシュ 2019
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フランスのボルドー地方で造られる甘口白ワイン。その名前は「白い塔」を意味し、ワイナリーにある美しい塔からつけられました。
使用されるブドウの品種はセミヨン、ソーヴィニョン・ブラン、ムスカデルの3種で、それぞれが香りや味わいに違った特徴を持ちます。手摘みで収穫されたブドウはステンレスタンクや樽で発酵・熟成され、最終的にブレンドされて完成します。
ボルドーの甘口白ワイン格付けで、最高ランクの1級に選ばれた製品です。デザートやチーズなどと相性が良く、食後のひと時にぴったりなワイン。甘口でアルコールが苦手な人にもおすすめできるワインです。
ブリー ホワイト リースリング
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ドイツのファルツ地方で造られるやや甘口の白ワイン。その名前は、ボトルに描かれた白い木馬からつけられました。このワインは、リースリングという品種のブドウから造られています。リースリングはドイツを代表する白ブドウで、高い酸度と芳醇な香りが特徴です。
レモンやりんご、トロピカルフルーツといった果実の香りが特徴。ほのかな甘みとスッキリとした酸が見事に調和した、エレガントな味わいのワインです。
カレーやチーズケーキなどと相性が良く、幅広い料理に合わせられます。
シャブリ グラン クリュ レ クロ 2020
出典:楽天
フランスのブルゴーニュ地方のシャブリ地区で造られる辛口の白ワイン。その名前は、シャブリの名門ドメーヌであるウィリアム フェーブル社からつけられました。
このワインは、シャルドネという品種のブドウから造られています。シャルドネは世界中で栽培される白ブドウで、様々なスタイルのワインに仕立てられますが、シャブリでは特にミネラル感や酸味が際立つワインとなっています。
りんごやスミレのようなフレッシュな柑橘系の瑞々しい香りが特徴的。フレッシュでキレのある酸味と、大地からのミネラル分が感じられるピュアでクリーンな仕上がりになっています。シーフードやチーズなどと相性が良いです。
シャトー メルシャン 勝沼甲州 2018
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山梨県で古くから栽培されている日本固有のブドウ「甲州」を使用した白ワイン。和柑橘や青リンゴといったさわやかな果実の香りが感じられ、心地よい酸味としっかりとした厚みのある辛口ワインです。
このワインは、シャトー・メルシャンの長い歴史と最先端の技術が生み出した「日本ワインの原点」ともいえるブランドです。ステンレスタンクやオーク樽で丁寧に発酵・育成され、瓶詰め直前まで澱と接触させることで、甲州ブドウの持つ果実味や厚みを引き出しています。
甲州ブドウは日本の気候や土壌に適応した品種であり、日本の食文化と相性が良いのが特徴。シャトー・メルシャンは、日本で初めてワイン用ブドウを栽培し、日本ワインの歴史を築いてきた老舗ワイナリーです。辛口ですが、飲みやすいワインとなっています。
サンテロ 天使のアスティ 甘口スパークリング ワイン
出典:楽天
イタリアのサンテロ家が作る白の甘口スパークリングワインです。
通常のスパークリングワインの醸造とは違う工程を踏む、アスティ方式から造られる天使のアスティ。醸造の過程途中で冷却されたブドウ果汁のフレッシュな香りが、製造から2年経っても損なわれずに続くほど、鮮度が高いまま飲めるのが特徴です。
マスカットのさわやかな風味が心地よく、甘くみずみずしい口当たりが人気。その飲みやすさから、ワイン初挑戦に丁度良いおすすめの1本です。
Because,I’m Chardonnay From California ビコーズ アイム シャルドネ フロム カリフォルニア
出典:楽天
ワインを知りたい!というあなたにぴったりなワインがこちら。「わたしはアメリカのカリフォルニア育ちのシャルドネです」と自己紹介しているワインです。カリフォルニアの地でたっぷり陽を浴びて育ったシャルドネは、完熟パイナップルに似た芳醇な風味がします。
ラベルに掛かれたイラストは、そのワインから主に感じる味、香りを表したもの。実際にあなたが感じた味と、イラストで答え合わせするのが楽しいでしょう。ラベルにアロマチャートもついているので、ヒントにして様々な香りを探してみてください。
「ワインに詳しくない人にも、ワインを楽しんでほしい」と作られており、シリーズ展開がされています。シリーズを制覇するころには、かなりのワイン通になっていることでしょう。
まとめ
今回はおすすめの白ワインをご紹介していきましたが、気になる種類は見つかりましたか?
ワインと一言でいっても、その種類は多岐にわたります。毎年のように新しい種類が登場していることからも、全てのワインを味わうのは難しいでしょう。
美味しいワインはどれなのか、初心者でも飲みやすいワインはどれなのか、をご紹介しましたので、ぜひ参考になさってくださいね。
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